発達障害認定の健康診断を受けてきた!その結果は・・・
我が家の息子は、小児科で発達障害の疑いがあると言われていました。その後も子育て支援センターへ通ったり、地元の保育園の先生に診てもらったりと色々検査をしてもらいました。しかし、結局のところ発達障害の認定を受けるには専門医の診断が必要との事でした。
発達障害の認定を受けると、今後の教育方針などから考え直さなければいけないようで結構大変そうですが、これが息子のためになるならその認定を受けた方がいいと思っています。
しかし、診断を受けようにも予約でいっぱいだったので半年ほど待っていました。今年の5月くらいに支援センターを通して診断に申し込んだのですが、やっと予約が取れたのが10月でした。
診断の内容は簡単な遊び感覚のもの
発達障害の診断と言うと、どんな難しいことをするのかな~と思っていたんですが、診断というよりも専門医の先生と一緒に遊んで、その遊び方から行動を観察するような形でした。
先生と一緒に積み木をしてみたり、先生が隠したおもちゃの場所を当てたり。他には先生が2つのおもちゃを持っていて、「どっちが欲しい?」と聞かれたときの反応を見たり、話しかけられている内容に対してしっかりと返事が出来るかどうかを確認するような内容です。
想像していた”診断”とは違って簡単なもので、先生も慣れているためか子供も怖がらずに診断を受けることが出来ました。
先生から親への質問も
子供と遊ぶような診断もあったのですが、親への質問もありました。
- 話しかけて返事はしてくれますか?
- 好きなおもちゃってありますか?
- 家の中で毎日使っている”物”ってありますか?
- 子供に対して不安を感じる時ありますか?
みたいな内容なのですが、先生も子供をあやしながらの質問だったのでリラックスした雰囲気で受診することが出来ました。「こんな簡単な雰囲気で大丈夫なのかな?」と思ってしまうほど。
診断の結果はすぐに出ない
気になる診断結果なんですが、その日にはしっかりと発表されません。と言うか、これから何度か診断を受けてようやく結果が決まるそうです。
僕達としては、これだけ待ったんだからすぐに結果を出して欲しい気もしましたが、それだけ慎重な診断をしてくれているんだろうなと思います。この診断結果で子供の将来が大きく変わってしまうかもしれませんからね。
今回は、行動全般に対しての診断だったのですが、これからは
- 言葉の診断
- 行動の診断
- 知的内容の診断
など、専門医の先生が分かれて診断してくださるようです。その結果を総合して、子供が発達障害なのかどうか、どの程度の障害を抱えているのか、療育方針はどうするのか、などを決定するようです。
発達障害の認定を受けるのは辛いですが、しっかりと対応してあげることが子供のためになると思っていますし、”この子だからこそできること”を見つけてあげたいと思っています。
診断の際に気になったこと
診断は思いのほかスムーズに進んでいたんですが、ちょっと気になる点もありました。先生もその点に関しては少し気になっていたようです。
それが、「言葉をオウム返しする」ことです。
これは、自閉症を抱えている子供の特徴として現れる症状です。自閉症に関して、詳しくはこちらで説明させていただいています。
言葉をオウム返しするということは、言葉を聞くことが出来ている証拠です。しかし、その言葉の意味を理解することが出来ないので、言葉を音として感じることしかできていない可能性があります。
言葉を理解することが出来ていないので、質問された内容に対して返事をすることが出来ません。返事が出来ないので、聞いた音をそのまま発するようになります。
コミュニケーションに対して、少し障害を抱えている可能性があります。人との会話を行うことによって、その人のことを知ろうとか、自分の意思を伝えようといった感情が薄くなっている場合があります。
また、息子はコミュニケーションを取るのが苦手ですが、人が好きなので他人に近寄って行って抱きついたりすることがあります。今はまだ3歳なのであまり不思議にも思われませんが、このままコミュニケーション能力が低く育ってしまい、話すことに対しての興味がないままですと大人になっても人との距離感を保つことが出来なくなるようです。
人との距離感を保てないと言うのは、心理的なものだけではなく、物理的なものにも影響してくるようです。人と話すときに異常に近くまで寄ったり、体を触ることでコミュニケーションを図るようになり、大人になってからは他人から誤解されることも多くなるようです。
次の検診を待つ
今回の診断では結果が出なかったので、今は次の検診を待つしかありません。次の検診でも結果が出るとは限りませんし、何度か検診を受けることが必要になると思います。
でも、しっかりと慎重に診断を受け、子供ができること・できないことを理解しこれからの教育に生かしていきたいと思っています。